このセクションでは、SSL 設定パネルの使い方について解説します。またそのパネルを見たことがない場合は、 次のステップに従って下さい:
セキュリティーソケットレイヤー (Secure Sockets Layer:SSL) プロトコルは、 ウェブサイトとブラウザソフトウェアとの両者間でやり取りされる、 暗号化された情報の相互認証を管理する際の手順を定義しています。 トランスポートレイヤーセキュリティー (Transport Layer Security:TLS) プロトコルは、 SSL に基づいた IETF スタンダードで、 TLS 1.0 は SSL 3.1 であると理解されています。
普段の使用においては、SSL 設定パネルで SSL と TLS の両方のチェックボックスが選択された状態にしておき、 新旧両タイプのウェブサーバのどちらもが証明書マネージャとやり取りできるようにしておいて下さい。
TLS についての大切な注意:サーバの中には SSL が正しく実装されていないものもあり、 TLS をサポートするクライアントソフトウェア (例えばブラウザ) と SSL ハンドシェークを確立できないものがあります。このようなサーバは "TLS intolerant" として知られています。
SSL 設定パネルで "TLS を利用可能にする" オプションを選択した場合、 サーバと安全性の高い接続を確立しようとする際、 TLS プロトコルを使用しようとします。 サーバが TLS intolerant で、この接続に失敗した場合は、 SSL 3.0 を使用します。
現在、この挙動に関して一つだけ重要な例外があります:プロキシを通じて SSL 接続をしている場合、 ブラウザは全く TLS を使用しようとはしません。その替わり、 SSL 3.0 を使用します。
表示しているウェブサイトが暗号化した接続を利用しているかどうかは、 簡単に判ります。接続が暗号化されている場合は、 Navigator ウィンドウの右下隅の南京錠のアイコンが閉じた状態になります。 接続が暗号化されていない場合は、南京錠は開いた状態です。
多くの人にとっては、南京錠のアイコンでページの暗号化状態について十分な情報が得られます。 補足の警告を受け取りたい場合は、 SSL 設定パネルで複数の警告チェックボックスを選択します。 このような警告が必要かどうか良く考えてからにしましょう。うっとうしく感じるかもしれないからです。
これらの Navigator の警告を利用可能にしたい場合は、 対応するチェックボックスを選択します:
簡単な言葉の定義は、 認証、 暗号化、 または証明書をご覧下さい。
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7/2/2001