パスワード設定

このセクションでは このセクションでは、パスワード設定、マスターパスワード、そしてその他のパスワードの扱いについての解説をします。

パスワード関連の様々な作業の手順ごとの解説は、パスワードマネージャを利用するをご覧下さい。

 

このセクションには:

プライバシー & セキュリティ設定 ‐ パスワード

プライバシー & セキュリティ設定 ‐ マスターパスワード

マスターパスワードを変更する

マスターパスワードをリセットする


プライバシー & セキュリティ設定 ‐ パスワード

このセクションでは[パスワード]設定パネルの使用方法について説明します。パネルがまだ表示されていない場合は、以下の手順を実行してください。

  1. [表示] メニューから [設定] を選択する。
  2. [プライバシーとセキュリティ] カテゴリの中から、[パスワード] を選択する。 (サブカテゴリが開いていない場合は、カテゴリをクリックしてリストを開いて下さい。)

 

パスワードマネージャ

パスワードマネージャで次のことができます:

個々のサイトを除いたり、保存されたパスワードを表示したり管理したりするなど、パスワードマネージャを利用する際の詳細情報はパスワードマネージャを利用するをご覧下さい。

 

暗号化するか、隠蔽化するか

パスワードマネージャやフォームマネージャを利用してパスワードや個人情報を保存している場合は、 これらの機密情報があなたのコンピュータ上にファイルとして保存されます。このファイルは、 侵入者が読み取ることは困難ですが、不可能ではありません。このような方法での情報の保存を、 "隠蔽化" と言います。

より安全な保存方法は、パスワードを保存したファイルを暗号化して保存します。 暗号化をすると、権限をもたない人物があなたの保存した機密情報を読み取ることは、 ほとんど不可能になります。

前もってマスターパスワードが設定されていない場合、新に設定するかどうか尋ねられます。設定する場合は、画面に表示される指示に従ってください。

より詳しい情報は、保存された機密情報を暗号化するをご覧下さい。

 


プライバシーとセキュリティ設定 − マスターパスワード

このセクションではマスターパスワード設定の使い方を解説します。 このパネルが表示されていない場合は、次のステップに従ってください:

  1. [編集]メニューを開いて、[設定]を選択します。
  2. [プライバシーとセキュリティ]カテゴリの[マスターパスワード]を選択します。 (サブカテゴリが開いていない場合は、カテゴリをダブルクリックしてリストを開いて下さい。)

 

このセクションでは:

マスターパスワードを変更する

マスターパスワードの有効期限

マスターパスワードをリセットする

 

マスターパスワードを変更する

マスターパスワードは、あなたのセキュリティデバイスを保護します。セキュリティデバイスとは、 暗号鍵や証明書のような、あなたの身元証明に関連した機密情報を保存するソフトウェア、 またはハードウェアのことです。例えば、 ブラウザはビルトインのソフトウェアセキュリティデバイスを持っており、 コンピュータの設定がなされていれば、 スマートカードのような外部のセキュリティデバイスを利用することもできます。

ブラウザにビルトインされているソフトウェアセキュリティデバイス用のマスターパスワードは、 あなたのマスターキーをも保護しています。マスターキーは、電子メールパスワード、 Web サイトパスワードや、 パスワードマネージャやフォームマネージャによって保存された機密情報を暗号化する際にも利用されます。

 

マスターパスワードの有効期限

マスターパスワードマネージャを利用しながら証明書を使っていない場合、そしてマスターパスワードが設定されている場合、ブラウザはパスワードを入力するように求めます。ただし、これは個人情報を記入するためにマスターパスワードマネージャやフォームマネージャを始めて利用するときのみです。

個人証明書を利用している場合、どのくらいの頻度でマスターパスワードを入力するかをコントロールできます。 これらのオプションを選択する際に考慮する必要のある項目を次に挙げます:

 

マスターパスワードをリセットする

警告:マスターパスワードをリセットした場合、パスワードマネージャやフォームマネージャによって保存された全ての Web パスワード、電子メールパスワード、およびフォームデータは完全に消去されます。またソフトウェアセキュリティデバイスに関連した個人証明書も消去されます。

マスターパスワードをリセットではなく変更するには、[マスターパスワード]設定パネルの[パスワードの変更]ボタンをクリックして下さい。

[パスワードの変更]ボタンでマスターパスワードを変更する場合には、以前のパスワードが必要となります。マスターパスワードをリセットする方法は最後の手段で、マスターパスワードがどうしても思い出せない場合にのみの手段です。

どうしてもマスターパスワードをリセットしたい場合には、以下の手順に従います:

 


マスターパスワードを変更する

このセクションでは、[マスターパスワードの変更]ダイアログボックスについて解説します。ダイアログがまだ表示されていない場合は、以下の手順を実行してください:

  1. [表示] メニューから [設定] を選択する。
  2. [プライバシーとセキュリティ] カテゴリの中から、[マスターパスワード] を選択する。 (サブカテゴリが開いていない場合は、カテゴリをダブルクリックしてリストを開いて下さい。)
  3. [パスワードの変更]をクリックする。

マスターパスワードは、暗号鍵や証明書といったあなたの個人情報に関連した機密情報を保存するソフトウェア、またはハードウェアデバイスである、セキュリティデバイスを保護します。例えば、ブラウザにはビルトインのソフトウェアセキュリティデバイスがありますし、コンピュータの設定によってはスマートカードのような外部のセキュリティデバイスを利用することもできます。

ブラウザのビルトインソフトウェアセキュリティデバイス用のマスターパスワードは、あなたのマスターキーを保護します。あなたのマスターキーは、電子メールパスワード、Web サイトパスワードや、パスワードマネージャやフォームマネージャによって保存されたデータのような機密情報を暗号化するために利用されます。

[マスターパスワードの変更]ダイアログボックスで以下の情報を入力します:

あなたのマスターパスワードを利用できたり、予測できるような人があなたのコンピュータを利用した場合、その人はあなたになりすまして Web サイトにアクセスできる可能性があります。これは非常に危険な場合があります。 — 例えば、インターネット上で投資情報を管理している場合です。

ですから、想像することが難しいマスターパスワードを設定することが大切になります。パスワード品質メーターを利用して、あなたが入力したパスワードが、長さや大文字/小文字/数字、そしてシンボルの使い方の観点からあなたのパスワードの質を大まかに確かめることができます。さらに詳しいガイドラインとして、オンラインドキュメントの 良いパスワードを設定するには をご覧下さい。

あなたのマスターパスワードを安全な場所に保存しておくことも大切です。 — ただし、簡単に他の人がアクセス できない ような場所に、です。もしこのパスワードを忘れると、あなたのコンピュータに保存されているパスワードや証明書を必要とする Web サイトといった、大切な情報にアクセスできなくなる可能性があります。

 


マスターパスワードをリセットする

This section describes the Reset Master Password dialog box. If you're not already viewing it, follow these steps:

  1. [編集]メニューを開いて、[設定]を選択します。
  2. [プライバシーとセキュリティ]カテゴリの[マスターパスワード]を選択します。 (サブカテゴリが開いていない場合は、カテゴリをクリックしてリストを開いて下さい。)
  3. [パスワードをリセット]をクリックします。

警告:マスターパスワードをリセットした場合、 パスワードマネージャやフォームマネージャによって保存された Web パスワード、 電子メールパスワード、そしてフォームデータは全て完全に消去されてしまいます。 また ソフトウェアセキュリティデバイス に関連した個人証明書もまた消去されてしまいます。

マスターパスワードを覚えていて、それを変更したい場合は、 個人情報を失う危険を冒すことなく変更することができます。 マスターパスワードリセットの警告表示がされていて、マスターパスワードをリセットするのではなく、 変更したい場合は、[キャンセル] をクリックしてマスターパスワード設定パネルに戻って下さい。 そして [パスワードを変更]をクリックして下さい。詳細については、 マスターパスワードを変更する をご覧下さい。

[パスワードを変更] ボタンでマスターパスワードを変更したい場合、 変更前のマスターパスワードが必要になります。マスターパスワードをリセットするという方法は、 どうしてもマスターパスワードを思い出せないときの最後の手段となります。

問題の深刻さは、忘れてしまったマスターパスワードがどのくらいの量の個人データを保護していたかによります。 マスターパスワードをリセットする前に、次の指示に従って問題がどの程度深刻化を確かめて下さい:

マスターパスワードをリセットすることによって、新しいパスワードを作り出すことはできません。 その替わり、以前のマスターパスワードが保存したデータを全て消去します。 新しいマスターパスワードは、次に証明書マネージャが個人情報を保存するときに設定するように求められます。

マスターパスワードをリセットした後には、パスワードマネージャが保存することになる全ての Web および電子メールパスワードを入力しなければなりません。 またフォームマネージャによって自動的に入力される全てのデータも入力しなければなりません。 さらにソフトウェアセキュリティデバイスに関連する全ての個人証明書は完全に消去されます。 そのため新しい証明書を取得しなければなりません。

スマートカード利用者への注意:スマートカードは独自のマスターパスワードを使用しています。 スマートカードのマスターパスワードは (個人証明書などの) スマートカード上のデータしか保護していません。 多くの場合、スマートカードのマスターパスワードを変更することができます (あなたがマスターパスワードを覚えていることが前提です。)。しかしリセットはできません。


25 January 2002

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